医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン
著者によると頭が良い人と言うのは、一人一人生まれながらもっている資質や能力を最大限に活用できる人のことだという。
人それぞれに認知特性がある。
人はおのずと自分の認知特性を生かした職業を選んでいるものだが、さらに評価されるためには、自分の得意な能力を発揮し、不得意な能力を補えるようにしなくてはいけない。
著者が提唱している認知特性と言うものが、どの程度普及しているものなのかがよくわからない。
ただ、こういったパターン分けは読んでいて楽しい。
自分はどのタイプなんだろうかと、探してみたが、ぴったりと当てはまるものはなかった。それについては著者も述べており、必ずどれかに当てはまると言うものでもないようだ。それぞれの特性の伸ばし方も書いてもらうとよかった。
能力の伸ばし方について多少触れてはいるのだが、具体性に欠ける。その点で、モヤモヤ感が残る。どうすれば、より自分の能力が伸ばせるのか。そこを知りたかった。
こう書いていて思ったが、日本人は、血液型のように、ラベリングが好きだ。また、マニュアル的にどうすれば成功するか知りたがる。この本にもそういったものを期待してしまった。その安易さを反省したいと思う。
コメント
コメントを投稿