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東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!

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著者:西成 活裕  東大の西成活裕先生に数学のことを聞きに行く。この西成先生と言うのは渋滞学などで有名な先生。最近はメディアでもよく見かけるようになった。そこに根っからの文系で数学の事は全然わからないという編集者が話を聞きに行く。 ただこの編集者というのが確かに根っからの文系ではあるのだけれど、飲み込みが早く、西成先生も教えやすそう。 この本で言われている世の中の原理原則を客観的に捉えていることができるんだ、みたいな感動体験っていうのはなかなかためになる ちなみに暗算と数学は全く関係がない。 暗算が早いのは1種の特殊能力で、早く解くコツを掴んでいるだけ。 先生が言ってるのは思考体力というのが重要だと言う事 「思考体力」と言うのは、 ・自己駆動力 ・多段思考力 ・疑い力 ・大局力 ・場合分け力 ・ジャンプ力 の6点 自己駆動力はいわば思考のエンジン。知りたい解決したいと思いを通じて頭を使う。自分事にして解決していく 2番目の多段思考力は粘り強く考え続ける力のこと 3番目の疑い力とは自分の導いた答えは本当に正しいのかとか自分の解釈は本当に正しいのかと自分の判断や答えを疑う力 4番の大局力は空飛ぶ鳥の目線のように物事全体を俯瞰して眺められる力の事 5番目の場合分け力は複雑な課題で選択私がいっぱいあるときに正しく評価する力のこと 6番目のジャンプ力はひらめき 数学のゴールは ・代数 ・解析 ・幾何 の3種類になるらしい 因数分解とはそもそも共通項を抽出すると言うことを意味する。 細かい計算については、まだわからないところがあったが、微分積分の考え方など、実際の生活の中でも応用が利く概念が多く、役に立った。特に微分積分の、細かく分けていくことによって物事が具体的になっていく、無駄が見えてくる。この考え方は非常に感銘を受けた。そしてそれを積み重ねていくのが積分。この考え方は非常に役に立つと思う。 わかりにくいものを、既にわかっていることをツールとして解していくと言う考え方も有効だ。こういった概念を頭に入れておくことによって、思考をフル活用することができると思う。 この本は時々読み返して、頭の整理、思考の活用法に使っていきたいと思う。