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不連続殺人事件

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  著者:坂口安吾 坂口安吾の探偵小説。 登場人物が多く、人間関係が複雑。表に書き出して読む必要がありそうだ。 内容はおもしろい。殺人事件云々よりも個性豊かな登場人物たちがかわす会話がユーモラスだ。 コミカルでありながら、推理小説としての読み応えもある。 カラクリもしっかりとしている。 江戸川乱歩がほめたというのも納得だ。

「伝わらない」がなくなる 数学的に考える力をつける本

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著者:深沢真太郎  計算を使わずに、数学的な考え方を学ぶ本。 非常に面白かった。数学の勉強にはならなかったが、数学的に考える事はこういうことなのかと理解した。 構造把握、論証、説明 本書に書かれている骨子を言えばこういうことになる。 数学の本質とは、言葉の使い方を学ぶ学問であると言う意見にもしっくりきた。 誰かに何かを説明する時、まずは目的地を示す、そして、わかりやすく簡潔な説明をする。 そのためには、まず構造把握。どこに何があるか、それらの関係性は?それを理解した上で、別の言葉に置き換えてみる。 次に論証。自分で納得すること。 最後が説明。まず、前提を定義する。そのあとで説明をする。 数学的思考において、人生の無駄を省くことができる。自分のすべきことを定義して、そのために必要な具体的な行動を説明する。 人生の目的を明確にすると言う事はよく言われることだ。そのために必要な具体的な行動についても、因数分解で考えていくと良いだろう。 頭の中がごちゃごちゃになりやすい人はぜひ読むといいと思う。