「伝わらない」がなくなる 数学的に考える力をつける本
著者:深沢真太郎
計算を使わずに、数学的な考え方を学ぶ本。
非常に面白かった。数学の勉強にはならなかったが、数学的に考える事はこういうことなのかと理解した。
構造把握、論証、説明
本書に書かれている骨子を言えばこういうことになる。
数学の本質とは、言葉の使い方を学ぶ学問であると言う意見にもしっくりきた。
誰かに何かを説明する時、まずは目的地を示す、そして、わかりやすく簡潔な説明をする。
そのためには、まず構造把握。どこに何があるか、それらの関係性は?それを理解した上で、別の言葉に置き換えてみる。
次に論証。自分で納得すること。
最後が説明。まず、前提を定義する。そのあとで説明をする。
数学的思考において、人生の無駄を省くことができる。自分のすべきことを定義して、そのために必要な具体的な行動を説明する。
人生の目的を明確にすると言う事はよく言われることだ。そのために必要な具体的な行動についても、因数分解で考えていくと良いだろう。
頭の中がごちゃごちゃになりやすい人はぜひ読むといいと思う。
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