はじめて考えるときのように


著者:野矢 茂樹 
考えるとは何かについての本。
自分が考えているのかどうか、ということは自分自身よく思い悩む。考えが浅いというか、ただぼんやり生きているだけなんじゃないかと。そういう人はこの本を読むと、手がかりを得られるかもしれない。

基本原則にさかのぼって考えることの大切さを教えてくれる。当たり前のことを当たり前と考えず、それはなぜそうなったのか、それはどういうことなのかというのを考えるのは大切なことだ。

考えると言うのは、結論を出すことではない。観察し推論し、いろいろな可能性を比較する。それが考えると言うことだ。

問題 の まなざし を もっ て よく 観察 する こと。 そして、 実際 に 作業 する こと。
そして思いついたことをなんでも書き出してみること。
これはいいアドバイスだ。書き出すところまでは自分もやっているが、それを「読む」のではなく「見る」ことができるようにしたほうがいいというアドバイスは、実践してみようと思った。

「考える」ということについて考える。この本は哲学者である著者が、誰にでもわかるように、その手助けをしてくれている良書だ。

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