天文学者たちの江戸時代 ──暦・宇宙観の大転換 (ちくま新書)
著者:嘉数次人
江戸時代の天文学の発展を知りたくて読んだが、予想以上に面白かった。
江戸時代の天文学は、中国の天文学をもとにしていたが、やがて西洋天文学へ移行した。
入手しにくい天文学系の本をなんとか入手し、それをもとに研究を重ねていった。江戸幕府は天文方という組織を作っていた。それは、江戸幕府崩壊まで存続した。また徳川吉宗等も天文学に非常に興味を持っていた。
この時代は、渋川晴海、麻田剛立、高橋至時、間重富、高橋景保、渋川景佑。こういった人物が重要なキャラクターである。江戸時代の天文学は渋川晴海に始まり、渋川景佑へとつらなる。
江戸末期には、すでに地動説が知られていたというから驚きだ。
江戸時代の天文学というものは、かなり盛んだったことがわかった。
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