堕靡泥の星 2 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 6月 02, 2020 著者:佐藤まさあき金を手に入れた神納達也は、アイドルを誘拐して自分の好きなように調教しようとする。消費社会の頂点にいるアイドルをめちゃくちゃにするという発想は、現在のバンクシーにも通ずる消費社会へのアンチテーゼだ。佐藤まさあきは劇画という表現方法を用いて、高度経済成長に浮かれる日本社会に疑問を投げかけていたのかもしれない。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
太陽の地図帖31 諸星大二郎 『妖怪ハンター』 10月 23, 2020 太陽の地図帖31 諸星大二郎 『妖怪ハンター』 (別冊太陽 太陽の地図帖 31) 著者 : 平凡社 発売日 : 2015-06-29 ブクログでレビューを見る» 諸星大二郎「妖怪ハンター」の解説本。 諸星大二郎のファンは必見。 諸星大二郎の説得力のある虚構が綿密な取材に基づいて形作られているのがよくわかる。 妖怪ハンターはあまり読んでいなかったのだが、一気に興味がわいてきた。 自分は入り口が歴史エンターテイメントの「西遊妖猿伝」だったこともあり、地味な印象のある「妖怪ハンター」にはあまり食指が動かなかったのだ。 しかし、この本を読んで妖怪ハンターにも、妖怪ハンターなりの魅力があることを知った。 続きを読む
闇の国々 10月 21, 2020 闇の国々 (ShoPro Books) 著者 : ブノワ・ペータース 小学館集英社プロダクション 発売日 : 2011-12-17 ブクログでレビューを見る» 見事な構築。 冒頭に地図があり、そこにある国々でおこる物語が掲載されている。 1巻の時点では、それぞれの話はまだつながっていない。 読者は壮大なイマジネーションの中をさまようことになる。 巨大な建造物、奇想天外なストーリー。 スクイテンは昔、リトル・ニモを描いていたと記憶しているが、当時から建物を見事に描く作家だった。 徐々に時代が変わっていくのも楽しい。巻が進むにつれて、現在や未来が描かれるのだろうか。 続きを読む
チャタレ-夫人の恋人 7月 17, 2020 著者:D.H.ロレンス 恥ずかしながら、エマニュエル夫人の原作本だと思っていた。 それは極端な例だとしても、ポルノまがいの小説といったイメージがある人は逆に読んでみるといいと思う。人間として生きること、そして階級の問題など、イギリスの抱える問題がしっかりと描かれている。 気になる性描写は、具体的ではないが、情熱が伝わってくる。過去において、裁判にまでなったと言うのは、今でこそ考えられないが、そういう時代もあるかもしれないと納得がいく。 チャタレー夫人ことコニーは、空っぽと称される夫クリフォードと2人で暮らしている。クリフォードは半身不随であり、子供を持つ事は絶望的だ。それでも2人は端から見れば幸せに暮らしていた。クリフォードは、誰かと子供を作るようにとコニーに言う。子供を作り、クリフォードとの子供として育てようというのだ。納得しかねていたコニーだが、ある日森番のメラーズに体を許してから、変わっていく。 コニーは、メラーズとの関係を続けるうちに、女としての自分に気づく。屋敷の召使いであるボルトン夫人は彼女に恋人がいることを見抜く。夫のクリフォードはそこまでではなかったが、コニーが何か変わったことが直感した。 この辺の描写が見事だ。 ボルトン夫人がメラーズとコニーの関係に気づいたあたりから、一気に物語が面白くなる。 中盤以降メラーズとコニーは、人間らしく生きることについて、必死になっていく。 雨の中で駆けずり回ったりすることで、機械化する世界に反抗する。 人間らしくいきることを望んでいるメラーズと、彼に惹かれていくコニーの関係は今後どうなっていくのか。それはわからないが、メラーズの質素だがしっかりとした生活は今のミニマリストにも通ずるものを感じた。 物事の本質をとらえ、堅実にいきていく。 派手さはないが、両足をしっかりと踏みしめて人生を歩んでいく人間の重みを感じた。 続きを読む
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