堕靡泥の星 2 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 6月 02, 2020 著者:佐藤まさあき金を手に入れた神納達也は、アイドルを誘拐して自分の好きなように調教しようとする。消費社会の頂点にいるアイドルをめちゃくちゃにするという発想は、現在のバンクシーにも通ずる消費社会へのアンチテーゼだ。佐藤まさあきは劇画という表現方法を用いて、高度経済成長に浮かれる日本社会に疑問を投げかけていたのかもしれない。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
チャタレ-夫人の恋人 7月 17, 2020 著者:D.H.ロレンス 恥ずかしながら、エマニュエル夫人の原作本だと思っていた。 それは極端な例だとしても、ポルノまがいの小説といったイメージがある人は逆に読んでみるといいと思う。人間として生きること、そして階級の問題など、イギリスの抱える問題がしっかりと描かれている。 気になる性描写は、具体的ではないが、情熱が伝わってくる。過去において、裁判にまでなったと言うのは、今でこそ考えられないが、そういう時代もあるかもしれないと納得がいく。 チャタレー夫人ことコニーは、空っぽと称される夫クリフォードと2人で暮らしている。クリフォードは半身不随であり、子供を持つ事は絶望的だ。それでも2人は端から見れば幸せに暮らしていた。クリフォードは、誰かと子供を作るようにとコニーに言う。子供を作り、クリフォードとの子供として育てようというのだ。納得しかねていたコニーだが、ある日森番のメラーズに体を許してから、変わっていく。 コニーは、メラーズとの関係を続けるうちに、女としての自分に気づく。屋敷の召使いであるボルトン夫人は彼女に恋人がいることを見抜く。夫のクリフォードはそこまでではなかったが、コニーが何か変わったことが直感した。 この辺の描写が見事だ。 ボルトン夫人がメラーズとコニーの関係に気づいたあたりから、一気に物語が面白くなる。 中盤以降メラーズとコニーは、人間らしく生きることについて、必死になっていく。 雨の中で駆けずり回ったりすることで、機械化する世界に反抗する。 人間らしくいきることを望んでいるメラーズと、彼に惹かれていくコニーの関係は今後どうなっていくのか。それはわからないが、メラーズの質素だがしっかりとした生活は今のミニマリストにも通ずるものを感じた。 物事の本質をとらえ、堅実にいきていく。 派手さはないが、両足をしっかりと踏みしめて人生を歩んでいく人間の重みを感じた。 続きを読む
闇の国々 10月 21, 2020 闇の国々 (ShoPro Books) 著者 : ブノワ・ペータース 小学館集英社プロダクション 発売日 : 2011-12-17 ブクログでレビューを見る» 見事な構築。 冒頭に地図があり、そこにある国々でおこる物語が掲載されている。 1巻の時点では、それぞれの話はまだつながっていない。 読者は壮大なイマジネーションの中をさまようことになる。 巨大な建造物、奇想天外なストーリー。 スクイテンは昔、リトル・ニモを描いていたと記憶しているが、当時から建物を見事に描く作家だった。 徐々に時代が変わっていくのも楽しい。巻が進むにつれて、現在や未来が描かれるのだろうか。 続きを読む
東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください! 6月 26, 2020 著者:西成 活裕 東大の西成活裕先生に数学のことを聞きに行く。この西成先生と言うのは渋滞学などで有名な先生。最近はメディアでもよく見かけるようになった。そこに根っからの文系で数学の事は全然わからないという編集者が話を聞きに行く。 ただこの編集者というのが確かに根っからの文系ではあるのだけれど、飲み込みが早く、西成先生も教えやすそう。 この本で言われている世の中の原理原則を客観的に捉えていることができるんだ、みたいな感動体験っていうのはなかなかためになる ちなみに暗算と数学は全く関係がない。 暗算が早いのは1種の特殊能力で、早く解くコツを掴んでいるだけ。 先生が言ってるのは思考体力というのが重要だと言う事 「思考体力」と言うのは、 ・自己駆動力 ・多段思考力 ・疑い力 ・大局力 ・場合分け力 ・ジャンプ力 の6点 自己駆動力はいわば思考のエンジン。知りたい解決したいと思いを通じて頭を使う。自分事にして解決していく 2番目の多段思考力は粘り強く考え続ける力のこと 3番目の疑い力とは自分の導いた答えは本当に正しいのかとか自分の解釈は本当に正しいのかと自分の判断や答えを疑う力 4番の大局力は空飛ぶ鳥の目線のように物事全体を俯瞰して眺められる力の事 5番目の場合分け力は複雑な課題で選択私がいっぱいあるときに正しく評価する力のこと 6番目のジャンプ力はひらめき 数学のゴールは ・代数 ・解析 ・幾何 の3種類になるらしい 因数分解とはそもそも共通項を抽出すると言うことを意味する。 細かい計算については、まだわからないところがあったが、微分積分の考え方など、実際の生活の中でも応用が利く概念が多く、役に立った。特に微分積分の、細かく分けていくことによって物事が具体的になっていく、無駄が見えてくる。この考え方は非常に感銘を受けた。そしてそれを積み重ねていくのが積分。この考え方は非常に役に立つと思う。 わかりにくいものを、既にわかっていることをツールとして解していくと言う考え方も有効だ。こういった概念を頭に入れておくことによって、思考をフル活用することができると思う。 この本は時々読み返して、頭の整理、思考の活用法に使っていきたいと思う。 続きを読む
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