万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)





「万葉集」は現存最古の歌集と言われている。二十巻。歌数は約4,540首。舒明天皇の時代(629年~641年)から天平宝字3年(759年)まで、約130年間の歌が収められている。700年から780年頃まで数次にわたる作業を経て、奈良時代末に現行の体裁が整ったという。
本書はその中から約140首を選んである。
1200年も前だというのに、歌われている風景が目の前に立ち上がり、心情が心に響く。これは同じ日本人だからだろうか。海外の人がこの本を読んでどのような感想を抱くのか興味がある。
最後に一首引用しておく。
田子の浦に うち出てて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける
田子の浦を通ってひろびろと視界がひらけるところに出てみるとなんと真っ白に富士の高値には雪が積もっていたのだった

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