貸本版悪魔くん 普及版 (1)
著者:水木しげる
おどろおどろしくて面白い。
一流企業につとめる佐藤は、社長の息子の家庭教師を頼まれる。
「息子のことをトコトンまで責任を持ってほしい」
「息子のことで一切煩わしいことを耳にさせないこと」
このふたつの条件を踏まえて、息子を大学卒業させれば、重役の椅子を用意するという。
佐藤は引き受けて、軽井沢にある別荘へでかける。
そこにいたのは「悪魔くん」と恐れられる神童だった。
悪魔くんは天才で、普通の学業はすでに退屈すぎてやる気がしないという。彼は夜な夜な現れる蛙のような男と深い森に姿を消した。
彼を追った佐藤は、森の中で恐ろしい目にあい、ヤモリビトになってしまう。
悪魔くんのもとに、カラスの姿にかえられて、サタンのもとにとらわれていた人間が訪れる。彼は悪魔くんに自分をサタンから守ってくれれば、魔法陣で悪魔を呼び出す方法を教えようという。
そして、サタンが訪れる。
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